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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 ポインターは、ウルトラセブンにおけるウルトラ警備隊の専用車。ウルトラ警備隊のスタイリッシュなイメージを象徴する存在の一つとして名高い車です。

 恐らく今日に至るまで、そのスタイリングを愛するファンは増え続けているものと考えられますが、その魅力はどこにあるのでしょうか。

 前作の科特隊専用車、次作のマットビハイクル、そのまた次のタックパンサーも、基本的には市販車へのクールなマーキングで成立しており、このポインターだけデコラティヴな感覚でキャラクター性が強いというのが、理由の一つでしょう。

 ウルトラマンタロウのド派手なデコレーションを例外として、基本的にウルトラシリーズ(ティガ以降は除く)の車両においてキャラクター性を強く主張している、唯一の存在と言えるかも知れません。

キットについて


 メカコレフォーマットということで、かなりの小スケールです。小スケール故に軸状のパーツ関係はどうしても太めになってしまいますが、全体的にモールドは実に細かく、やはりスケール感を誤らせる出来です。

 デカールは小さく、数も少ないので貼るのにはあまり苦労しないでしょう。合わせ目の出る箇所もないので、非常に楽なキットです。

塗装について


 基本色はMr.カラーのシルバー。後はほとんどデカール任せとなります。一部、塗った方が明らかに手間を省略できるような部分もあり、そのあたりはMr.カラーのウィノーブラックを使用。フェンダーミラーなど、実物がメッキになっているパーツは、Mr.メタリックカラーGXのラフシルバーを使用しました。

 本体はガイアカラーのEx-フラットクリアー(実質半ツヤ)を吹いて完了としています。

 タイヤホイールは、シルバー、赤、白の塗り分けが必要となります。赤の部分はタミヤエナメル塗料を使用して手順を簡素化しました。

各部ショット


バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 メカコレのスタイル検証は絶妙ですね。窓が黒い以外は大スケールのモデルと比べても遜色ない完成度です。

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 グッと伸びたリアが特徴的。この直線的なシルエットが、ウルトラ警備隊のイメージをクールなものにしています。

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 前部はやや曲線的、後部は直線的なスタイルになっているのが分かります。後部がかなり長いデザインとなっています。

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 フロントは少し柔和な印象もあります。「TDF PO-I」のデカールはちょっと失敗したので、筆でリタッチしました。改めて見ると若干シルバリングしていたり…。グリル部分の細かいディテールは注目に値します。よく見ると左フェンダーミラーがズレてますね…。拡大しないと分かりませんでした(笑)。

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 リアは航空機的なラインになっていて、それがSFビークルらしさを醸し出しているわけですね。

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 「ウルトラミサイル」が付属。一旦リア部を外して組み替える方式なのですが、もう外れそうになかったので、こんな写真で失礼致します(笑)。

 なんとなく、ウルトラシリーズのメカコレがフェードアウトしそうな雰囲気なのですが、車両関係ではマットビハイクルとかのリリースもお願いしたいですね。UGMのスカウターS7が欲しい!

tags:メカコレクションウルトラバンダイスピリッツ

published at: 2017/08/18

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