ウルトラのメカコレ第五弾は、メカコレ・ビートルの一部パーツを入れ替えた仕様の「宇宙ビートル」。劇中でも、主翼端のミサイルを取り除いたビートルに、ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンを装備するシーンがあり、それを忠実にキット化した形となります。
前モデルで既に製作ポイントを押さえていたのもあって苦労はしませんでしたが、やはり付属のデカールは難しい…。今回も完全に納得のいく完成品にはなりませんでした。
キットについて
前述の通り、ジェットビートルのパーツ追加変更キットです。ビートル本体は全くもって同一のものですが、少し合いが悪くなっているような気がしました。
ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンのパーツ構成は大胆かつ効果的で、ブリッジ部分含めて大部分が一体成形となっているため、歪みが生じにくく、本体へ見事にフィット。これは実に気持ちの良いポイントです。
デカールは、宇宙ビートル準拠のものに変更。ジェットビートルに貼り付けられるオマケのマーキングが用意されるという充実振りです。相変わらず貼り付けるのは容易ではないのですが…。
塗装について
基本的にビートルと同じなのでそちらをご参照ください。ただし、デカールの研ぎ出しについては完全に省略してしまいました。
各部ショット
ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンの円弧を描くデザインは神懸かっていると思います。宇宙ステーション的なイメージが投影されているのでしょうか、「宇宙」というキーワードが非常に良く似合います。
今回はデカールでは綺麗に仕上がらない部分を塗装にしました。特にロケットエンジンの白部分は、ノズル内部まで白で塗装した方が見栄えが良いため、デカール未使用です。
リアビュー。ノーマルのビートルと、シルエットを大きく異にします。尾翼のイエローや底面の白い水滴状のライン、コクピット上部の矢状マーキングなど、多くの色が省略されていることが、このキットを作っていてよく分かりました。
上から。片翼のマーキングが歪んでいますが、マークソフターを塗りすぎてしまった結果でございます。ロケットエンジンの青いラインはデカールです。この青ライン、劇中ではあったりなかったりします。
ノーマルなビートルと並んで。初期メカも揃ってくると嬉しくなりますが、やはり長く続いてMATとか、欲を言えばUGMあたりまでリリースして欲しいですね。