エピソード7にあたる「フォースの覚醒」の公開が迫り、にわかに盛り上がってきたスター・ウォーズ。
スター・ウォーズのキットと言えばファインモールドという図式が出来上がって久しい処ですが、遂にバンダイが版権を取得。ガンプラ等で培った数々の技術をフルに投入し、プラモデルシリーズを展開する事となりました。
まずは、スター・ウォーズシリーズのマスコットキャラとして燦然と輝く存在・R2-D2がどうしても欲しくなり、このキットに手を出した次第です(まあ、それが間違いの元で、芋づる式に他のキットにも手を出す事になるのですが…)。
キットについて
やはり最新のバンダイ製キットだけあって、組みやすさ、部品精度といった面に関しては文句のつけようがない程です。色分け等もパチ組みユーザーの事を充分に考慮してあって、単に組んでシールを貼るだけでも、それなりに満足のいく完成品が手に入るでしょう。
というわけで、今回は完全に素組です。ただし、R2-D2はドーム状の頭部に物凄く目立つ合わせ目が来るので、後ハメ加工をしつつ、合わせ目を消しました。シルバーのパーツを先に組んでおいても、一部のピンさえ切り飛ばしておけば、後からブルーのパーツを容易に組み込む事が出来ます。
マーキングはシールの他にデカールも付属していますが、結構貼りにくい箇所が多いので、塗装が可能であれば塗装した方が綺麗に仕上がります。実際、R2-D2の方はごく一部しか採用しませんでした。R5-D4は、デカールの方が楽な部分が多かったので、やや多めに採用しています。
塗装について
黒サフを吹き、ガイアカラーEX-ホワイトを念入りに重ね塗り。ブルーやレッドは、説明書の指示通り。シルバーはMr.メタリックカラーではなく、Mr.カラー定番のシルバーです。
その後、今回初導入のMr.ウェザリングカラーを使用。足回りはグランドブラウン、その他にはサンディウォッシュを塗り付け、パドメの気持ちになって磨き落としました。勿論、多少残して使用感を出しています。
仕上げにガイアカラーEX-クリアーを吹き、少々の光沢感を出しました。
各部ショット
R2-D2とR5-D4。頭部以外の形状は同一。同一モデルを二体組んでいる感覚でした。プロップの再現度は抜群です。
R2-D2のフロントビュー。物凄く細かい部分は塗り分けが必要ですが、殆どのパーツが色ごとに分割されている驚異の仕様。
リアビュー。硬質感があります。裏側からはめ込むパーツも多く、手に取ると意外に重量があります。
中央の脚部を引き出す事も可能。適確な可動で劇中の走行モードを再現出来ます。ちょっと傾いたポーズが可愛らしいです。
勿論、頭部は回転可能なので、独特の電子音声を想像させるポージング(?)を再現出来ます。
R5-D4のフロントビュー。赤い部分はごく一部なのですが、R2-D2と違った印象に。バケツのような頭部がファニーです。二体セットになったのは、恐らく価格帯の契約があったからなのでは。
リアビュー。頭部の合わせ目を消しませんでしたが、デカールがその上を走るので、あまり気になりません。各ハッチの赤い四角はデカールも付属しているのですが、目立つ部分なのでマスキングの上、塗装しています。
R2-D2と同様に、走行モードを再現出来ます。中央の脚部は、頭部を外して上から押すとピョコっと出てくるのですが、その挙動がまた可愛いです。
アストロメク・ドロイドは、劇中他にも色々登場しますが、今後の展開はあるのでしょうか??
多くのオプションが1セット付属しており、オープン状態のハッチ(ハッチはR5-D4専用のものも付属)と組み合わせて、数々の機能を再現出来ます。というわけで、全部付けてみました(笑)。
劇中のプロップを観察すると、各ガジェットの「正解の色」に迷うのですが、とりあえずほぼ説明書通りに塗装してみました。筆でチマチマ塗るのもまた愉し。
旧キットの「いじり倒す」という感覚は皆無ですが、塗装して組むという純粋な行為が楽しめるキットなので癒やされました。既にC-3POが完成し、ダース・ベイダーも待機中です(笑)。多分ストーム・トルーパーやメカ群にも手を出すんじゃないかなぁ…と震えております。