"Plamo" logs

バンダイ 1/1 LBXアキレス

ウチの下の子が、最近LBXのプラモにハマっていて、しょっちゅうねだられています。悲しいかな、プラモ好きの親としては、プラモをねだられると、つい嬉しくて買ってしまうわけで、最近は自分用のプラモ資金が殆どない状態でございます(笑)。

このダンボール戦機・LBXのシリーズ、実に素晴らしいプラモで、ガンプラのHGを遙かに凌駕する「気配り」が随所に見られます。ニッパーが要らない(モデラーが作る場合は必要ですが・笑)、ランナーの分類が非常に分かり易い、絶妙なパーツの色分け、合わせ目の目立つ箇所が少ない等々、低年齢層向けのキットにとどまらない、ブランクの長い出戻りモデラーにも手放しでオススメ出来る、絶大なアピールを誇ります。

以上のような素晴らしいポイント故に、塗装派にとっても、この上なく「楽なプラモ」。実は、色々と手間のかかるキットが控えているのですが、夏の間は殆どプラモを作る気にならなかったので、そのブランクを取り戻すべく、リハビリのつもりで作りました。

そう、子供に「おお〜っ!」と言わせる為だけの、大人げないLBXを…(笑)。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

どの辺りが大人げないかというと、まぁ、いつもの手間をかけているというだけなのですが。

普段、ガンプラでは絶対にやらない、メタリック塗装を中心に据えてみました。

頭の赤いトサカ(?)の部分は、GSIクレオス・Mr.メタリックカラーGXのラフシルバーの上に、クリアーレッドを何層か吹いて、いわゆるキャンディ塗装にしています。ただ、コテコテのキャンディ塗装にするには、凹凸も多いパーツなので、適度に手抜きしてます。

青のパーツは、Mr.メタリックカラーGXのメタルブルーを使用。黄色は、同じくメタルイエローを。胸のV時部分も、筆塗りではなくマスキング+エアブラシ塗装です。Mr.メタリックカラーGXは、綺麗な筆塗りが非常に難しいと感じたので。

グレーは適当にガンダムカラーで。白の部分は、黒サフの上にGXクールホワイトでグラデーションパターンを描くという、いつもの方法で塗装。1/1スケールなので、効果を薄めにしたつもりです。

なお、メタリック部分も、全て一旦黒サフで真っ黒にした上で、メタリックカラーを吹いています。プラの上に直接乗せるのが困難なのは勿論の事、金属感、重量感が全く違ってきます。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

マントは説明書の一部を切り取って使う方式なのですが、印刷が上品な為か、違和感がありません。なお、合わせ目消しが必要なのは、頭部と腕部。安全基準があるからなのか、結構派手な合わせ目が出来るので、パテ埋めは必須となります。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

頭部は前後分割で、顔面パーツの後ハメ加工は不可能。顔面パーツに塗装した後、マスキングゾルを塗りたくって、頭部を組み立てるという手順になりました。ちなみに、頭部を走るグレーのラインは、シールに、本体と同様の黒サフからの塗装を施して、貼り付けています。この手抜き手法は結構使えますよ(笑)。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

リアビュー。殆どマントで隠れてしまいます。手の甲のモールドは色分けが必要なのですが、シルバーのドライブラシで「雰囲気」を出すにとどめました。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

アキレスランスを装備。可動部はHGクラスのガンプラ程ではありませんが、充分によく動く代物です。動き過ぎてポーズが決まらないという本末転倒な状況にならないように、適度に制約を設けているのではないかと思わせる、絶妙な可動域です。とにかく格好良いポーズが面白いように決まります。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

アキレスシールドを装備。グリップ径が甘い為、構える角度には制約があります。さぞかし色分けが大変なように見えますが、実は青と黄色部分は完全に別パーツで、塗装は実に楽でした。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

マントを外した状態のリアビュー。シンプルながら、パーツ構成等、実によく考えられていると思います。

バンダイ 1/1 LBXアキレス

騎士風のスタイルなので、メタリック塗装が映えますよね。有り難い事に、子供はまるで宝石を眺めるかのように見入ってくれました。良かった良かった(笑)。

リハビリも完了したので、次は、もう少し手間のかかるものを作りまーす。

tags:その他バンダイスピリッツ

published at: 2012/10/09

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