レプラカーンに続いて、入手出来たのがこのダンバインです。
どうしてもオーラバトラーを集めたくなって、色々探し回ったのですが、やはり簡単には見つからない。
結局、アマゾンのマーケットプレイスで安価なものを見つけたので入手。何と再販品ではなく当時品で、いわゆる「第二版」の仕様でした。外箱にはバーコードがなく、当時のオーラバトラープラモのカタログが入っているという、意外なレアものでした(笑)。
チューブ入りの接着剤まで付いていましたが、私は何の躊躇もなく作ります。
キットについて
「第二版」と書きましたが、いわゆる初版の頭部が改修されたものです。また、この版で、ソードの持ち手のみのパーツが付属するよう、パーツ構成が変わったそうです。
その後、版が進むと足と羽も改修されるのですが、今回入手したものは初版と同じ仕様となっていて、足はよりロボットっぽい造形、羽はザラザラした磨りガラス状で昆虫の羽模様もありません。
各パーツの造形は概ね良好で、設定画に結構忠実です。微妙な曲面が綺麗に表現されていますし、今風アレンジも加えられていないので、プレーンなダンバインの形状を楽しむ事が出来ます。
関節はオールプラなのでヘタリ確実なのですが、設計的には可動範囲をかなり意識しているようで、当時品にしては意外に広い可動を誇ります。
オーラバトラーシリーズ全般の問題点として、やはり脚部の付け根が横に広がりすぎていますね。
改造箇所について
関節は全てポリパーツに換装しています。小さいモデルなので、ポリランナーで軸を作って利用する箇所が多くなりました。
脚部が胴体に干渉し、股が広い印象になっているので、胴体側を削り込み、腿側も穴を大きくする等して干渉部分を減らしました。ボールジョイント化してやや下の方に取り付けたので、少し足長な印象になったと思います。
頭部は合わせ目を消すとV字マークが消えてしまうので、薄いプラ板でV字のみ作り直しました。元が凹モールドだったので、凸モールド化によって立体感がアップしました。
オーラコンバーターは付け根をポリキャップ化。ポリキャップはペーパーで荒らして塗装可としています。
手首はビルダーズパーツHDのジオンハンドを使用。本当はコトブキヤの丸指ハンドが良かったのですが、入手困難だったのでセカンドチョイスとして。メカモールド過多なので、削って昆虫の肢っぽくなるようにしました。
羽は、前述のように磨りガラス状なので、ペーパーやコンパウンドで磨いて、更に昆虫の羽模様を自分で彫ってみましたが、これはやらない方が良かったかも…。
塗装について
黒サフの上に直接色を乗せています。
薄紫はガイアノーツのラベンダー、濃い方は同じくパープルバイオレット。手足の緑はザクの緑です。胸部はクレオスのメタリックグリーン。他の細かい色は在庫から。
レプラカーンと同じく、クレオスのスモークグレーでシャドウ吹き、同じくホワイトパールをハイライト部分に吹き、その上にガイアノーツのEX-クリアーを吹いてグロス仕上げとしました。
各部ショット
フロントビュー。写真の方が実物より大きい為、色々な粗が目立ちます…。実物はもう少し綺麗に見えますよ(笑)。股の幅が詰まっただけで、グッと雰囲気が良くなります。
リアビュー。羽の模様を彫ってみましたが…。オーラコンバーターの緑は、敢えて粒子感が出るようにベタ吹きを避けています。ふくらはぎのフィンは金型の都合でブロック状になっていたので、彫刻刀で彫っています。
上半身アップ。口の部分はモールドが一切なかったので、こちらも彫刻刀で彫りました。この頭部の形状はとても好きです。
オーラコンバーターの付け根のポリキャップはこんな感じです。オーラコンバーターは、コンパウンドで磨くといい質感が出ます。
剣の鞘にオーラソードは入らず。代わりに持ち手のみのパーツが付属しており、収納状態を再現出来ます。
設定画風のポーズ。オーラ・ショットは着脱可能です。
結構ダイナミックなポージングが可能です。現在の目で見ても、関節の設計自体は優秀だと思います。ただし、頭部はもっと大雑把な可動をするので、やや表情に乏しいかも。ボールジョイント化の恩恵は大きいです。
魂STAGEを用いて飛行ポーズ。オーラコンバーターの保持力もアップしているので、印象的なポージングが可能になりました。
HGABよりも良いです(って毎回言ってますが・笑)。
何故か、本来の仕様にはない筈のソードがもう一本付いていて、持ち手のみのものを含めると三本あります。保持用のものには真鍮線を通す穴を開けているので、イメージモデルとして有難く使わせて頂きました。