ウルトラシリーズのメカコレ第四弾は、順当な選択となる小型ビートル。通称「三角ビートル」とも呼ばれる、ビートルの姉妹機です。
「ウルトラマン」の第1話では、ハヤタ隊員がこの小型ビートルに搭乗していて光球と化したウルトラマンと衝突事故を起こしています。また、第16話でも、ハヤタが宇宙ロケットの護衛をすべく当機に乗り込み、最高速度マッハ6を記録する快挙を成し遂げました。
というわけで、実質ハヤタ機という印象もある小型ビートルですが、登場回数が意外と少ないばかりか、プロップも結構適当に処理されている感があり、さらには商品化の機会も非常に少ないとあって、ある意味、特殊潜航艇S号よりも不遇なメカなのかも知れません。
キットについて
先発の3モデルよりも洗練されたパーツ分割となっている印象です。合わせ目は、赤いパーツの機首に近い部分に出るので一応消しましたが、合わせ目が残ったままでもイメージを損なわないので、設計の優秀さが感じられます。
色分けはパーツ分割で完結しており、デカールは流星マークと窓のみ。デカールが少ないということは、完成させるのも容易だということです(笑)。
塗装について
基本的にビートルと同じなのでそちらをご参照ください。
各部ショット
金属の叩き出し、あるいはバルサ材の削り出しといった、プロップの風合いを巧く再現しています。両端の尾翼が楕円錐になっていることを、当モデルで初めて知りました。
直線と曲線の融和といった感覚のデザインが流麗。エッジも非常にシャープなので、寸法の小ささを感じさせません。
リアビュー。レトロなノズルのモールドが良いですね。ここはスミ入れせずに、強めにシャドウを吹く程度に留めました。
下面はほとんどモールドのないフラットなもの。流星マークの研ぎ出しが今一つになってしまいました。
ウルトラメカは、このアングルが非常にマッチします。
機首下部はフラッシュ弾に換装出来ます。例によってあまり印象には残っていません(笑)。何だか写真が埃っぽいですな…。
手軽にウルトラメカが集まっていくので嬉しい限りですね。手軽故に、他の積みプラが後回しになってしまう弊害もありますがー。